オミクロン株出現で、日本は再び全世界からの外国人の入国を停止

新型コロナウイルスの新たな変異株(オミクロン株)が見つかったことを受け、日本政府は2021年11月30日午前0時から、再び全世界からの外国人の入国を停止しました。
措置の期間は「当面1カ月」で、日本人についても、既に規制を強化していた南アフリカ、ナミビアなど9カ国に加え、英国、オランダ、イタリア、イスラエルなど14カ国・地域からの入国者は指定施設で3~10日間、隔離になるとなりました。

 
 

日本の入国制限

外国人に対して

2021年11月30日より全世界からの外国人の入国を停止
期間は1ヶ月

日本人に対して
入国時に規制対象地域の場合は指定施設で3から10日間隔離となります。

入国者数の上限
入国者総数を2021年12月1日から1日上限5000人から3500人に引き下げることにもなりました。
10月の1日当たりの入国者数は平均2434人だったそうです。
 
 

再び国が閉ざされる

農業から製造業まであらゆる人手不足の労働現場を支えている外国人技能実習生の入国も停止され、2021年1月から続いていた入国制限が11月8日に緩和されたばかりでしたが、再び国が閉ざされ形となりました。
 
 

ワクチンは100日以内に

ファイザー
アメリカの製薬大手ファイザーのブーラCEO=最高経営責任者は、南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、もし現在のワクチンの効果が低下した場合に備え、新しいワクチンを作る作業を始めたことを明らかにしたうえで「100日以内にできるだろう」という見通しを示しています。

モデルナ
米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は11月29日の段階で、オミクロン株に特化したワクチンの出荷開始に数カ月を要する可能性があるという見通しを示した。オミクロンに対するワクチンの効果は現時点で不明なものの、今後2週間中には一段と明確になる見通しという。
 
 

これから

大手製薬会社がオミクロン株の解析を行っており、世界中がこの新しい変異株であるオミクロン株を注視し多くの国で入国制限や規制を強化する動きがでています。新型コロナウィルスが広まり始めた2年前とは大きな違いです。またワクチンなども製造されるということですので、長期の規制を強いるということにはならないのではないかと思います。一日でも早く対抗策や治療法などがでてきて、規制緩和にすすむことを願います。

 
 

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