キャリアメールの持ち運び実現はいつから?

総務省が利用者が通信会社やプランを簡単に変更できるように進めていく上で、変更をしやすさの妨げになる一つが、キャリアメールです。最近ではキャリアメールの利用者は減少傾向になっているようですが、それでもまだ多くの利用者は存在します。ahamoやpovo、LINEMOといった大手キャリアが提供するオンライン専用プランであったとしても「@docomo.ne.jp」というような、「キャリアメール」の引き継ぎは行えません。
通信事業者を乗り換える際、その通信事業者から提供されていた「キャリアメール」についても使用できなくなります。

 

 

キャリアメールの持ち運び実現はいつから?

スマホが普及し、LINEによってコミュニケーションをとる利用者も増加したことで、キャリアメールを使ったコミュニケーションは縮小傾向にありますが、やはり各種サービスの登録にはメールアドレスが必要な場合が多くあります。使っている携帯電話会社の所属歴が長いほど、キャリアメールで様々なサービスを登録している可能性があり、それが急に使えなくなることで日常生活に支障をきたす恐れがあります。
クレジットカードや金融機関、スマートフォンを使ったバーコード決済で使用していた場合、フリーメール等に変更しておかないとサービス自体が使用できなくなる可能性もあり、キャリアメールしかもたない利用者にとっては、通信会社やプランを乗り換えすることができない、阻害要因となっているとで、総務省2021年10月に出しアクションプランの中で「キャリアメールの持ち運び」について検討していくとしていました。

2021年6月23日に首相官邸で開催された公明党の竹内譲政調会長らから携帯電話料金の適正化などを求める提言を受け取った際に、携帯電話会社を乗り換えても同じメールアドレスを利用できる仕組みについて、来夏までにとしてきた導入時期を早め、年内の実現を目指す意向を示されており、2021年6月25日に行われた武田総務大臣の定例記者会見において、「キャリアメールについては年内の持ち運び実現を目指して携帯電話市場の公正な競争環境の整備にしっかりと取り組んでいく」との方針が示されました。

引用元:総務省
武田大臣の発言によると、2021年度中にはキャリアメールの持ち運びについての調整が勧められるということになっています。
 
 

キャリアに依存しないメールを使おう

LINEなどのコミュニケーションアプリでコミュニケーションをするユーザーが増える中、キャリアメールの必要性はどんどん減少してきています。しかしながら、金融機関をはじめとした、何かのサービスを利用する場合に登録するメールアドレスをキャリアメールとしている人も多いのは事実です。
キャリアメールが持ち運びができるようになっていくでしょうけど、キャリメールを使っている方は、登録しているサービスなどを見直し、キャリアメールに依存しないようにすることをしてみてはいかがでしょうか?

 
 
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