2020年8月24日「どんなときもWiFi」が、無制限プランを終了、制限プランを含む別プランへの移行をお願いするということが発表されました。どんなときもWiFiは2020年の2月くらいから低速化の問題がたびたび発生し、新規申込みの受付を停止するなど、サービスの拡大はできない状態がつづいていましたが、サービス自体も停止するという方向担ったようです。
無制限・使い放題は何が問題だったのか?
「どんなときもWiFi」はクラウドSIMの技術を使いdocomo、au、Softbankの3キャリアのSIMを切り換えることができるようにはなっていましたが、ほぼ大容量のSoftbankの再販型SIMに頼っており、このSoftbankのSIMにはデータ通信ができる通信容量に上限があり、それを超えると低速化します。
「どんなときもWiFi」一部ユーザーに対して速度制限をかけるといった措置も行ったりしていましたが、低速化したSIMが特定できなかったり、他の利用者は遅いSIMと接続したりしてトラブルがなかなか改善しない状態がつづいてました、そんな中、Softbankの再販SIM供給もストップし、容量の空いているSIMのデータ通信の上限を使い果たしてしまう状態がつづくようになりました。新規の申込みを停止したり解約を受け付けたりなど余儀なくされました。
無制限では通信できないが大容量のSIMを無制限に追加できるという矛盾を孕んだ甘い目論見があり、供給がストップした瞬間に問題として顕在化しました。
「どんなときもWiFi」公式サイトに掲載されている資料によれば、「想定を遥に上回るテラを超えるお客様もおり、結果上位5%のお客様で総容量の20%を占める状態」とあり、無制限で使い放題という謳い文句で集まった利用者の上位5%はとんでもない使い方をするということがわかります。
大容量SIMを無制限に追加することはできないところに、
想定を遥かに超える通信をする利用者がふえてしまったことが、全体的なサービスの質を下げてしまったのだと思います。
無制限・使い放題の今後
どんなときもWiFiで起きた問題は他の業者にも当てはまり、大容量で通信できるSIMを無制限に追加していくことはできません。そして、想定を遥かに超えるデータ通信をする利用者が相当数存在しますので、4Gにおいては無制限で使い放題のWIFIサービスはでてこないのではないかとおもいます。しかしながら、5Gがスタートしドコモではドデータ通信が無制限で使い放題のプラン5Gギガホを提供しており、2020年8月現在では無制限でデータ通信が可能となっています。通信がアップグレードされれば、容量も増え無制限に近づいてくるのでは無いかと思います。
モバイルWIFIはデータ通信の上限ありサービスを選びましょう
無制限のデータ通信ができるというのは現状は難しく、どんなときもWiFiのように仮に大容量通信が可能なSIMを増やしてくできたとしても、想定を上回る通信をするユーザーが集まれば、無制限を維持できなくなります。
モバイルWIFIは現状は4G/LTEがメインです。この通信環境化では、データ通信に上限が決められているサービスが上限までは使えることが保証されていることでもあるので、大容量を使いたい人も上限があるものを選ぶことが大切だと思います。
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