日本通信の音声卸料金が原価ベースにMVNOも今後は下がる可能性

日本通信が総務省へ申請していたNTTドコモとの音声卸契約にかかる音声卸料金の協議が、2021年2月1日に合意したことを発表しました。
参照元:日本通信

今回の合意によって、音声卸契約にかかる「音声卸料金が原価ベース(能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えた金額を超えない額)」で設定されることになります。
合意した音声卸料金が、ドコモとMVNOの間の音声卸料金に全般に適用される可能性が高そうです。つまり格安SIMを提供する各サービスの音声通話の料金が値下がりする可能性があります。

 

日本通信の卸料金は遡って適用

日本通信の原価ベースでの音声卸料金は、遡って2020年6月30日から適用されるようです。遡って適用されることにより、日本通信の第3四半期連結累計期間(2020年4月〜2020年12月)の原価が318百万円低減する見込みになっています。
 
 

日本通信は折込済みのプランを提供中

日本通信は、原価ベースの卸料になることを想定しており、卸料金値下げを折り込んだ新料金プランを提供しています。
 

合理的かけほプラン

合理的かけほプラン
料金 2,480円
データ通信 3GBから
データ追加 1GBあたり250円。30GBまで。
国内通話 かけほーだい
通信エリア ドコモ

通話し放題なので、法人などの用途に向いております。
 
日本通信プランパッケージ
 
 

合理的20GBプラン

合合理的20GBプラン
料金 1,980円
データ通信 20GB
データ追加 1GBあたり250円。30GBまで。
国内通話 70分通話無料
通信エリア ドコモ

 
ahamo,povo,Softbank on Lineに対抗することができるMVNOのプランです。
安さだけでなく、ahamoやsoftbank on Lineは1度の通話が、5分間以内の通話であれば無料というオプションが含まれていますが、通話が5分を超えると30秒で20円と割高になります。
日本通信の場合は回数ではなくトータルの月の通話が70分となっているため、月のトータルではすくないかもしれませんが、通話で5分を超えることはよくあることなので、そのような状況を回避することができます。
また、70分以降の通話料金は30秒あたり10円で話せます。
日本通信プランパッケージ
 
 

2021年はMVNOも料金が変わる

日本通信はMVNOとして価格が下がるのも早く、一番はやく動き出すことができているブランドですが、今回のことで他のMVNOにとっても近い条件が適用されるようになり始めると、MVNOが提供する格安SIMの料金体系やプランに変化がでてきます。まだまだ、これからいろいろなサービスやプランが出てくると思います。
 
 

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