「J:COM MOBILE」で新料金プラン 5GBと10GBも値下げ 

ジュピターテレコム、MVNOサービス「J:COM MOBILE」向けの新料金プラン「J:COM MOBILE Aプラン ST」を2020年2月18日から提供すると発表しました。
1年間の契約期間の撤廃や、通信と端末の「完全分離」、事務手数料の見直しなども実施されるそうです。
 

「J:COM MOBILE」で新料金プラン


新たなプランは高速データ通信容量1GBで980円、5GBで1480円、10GBで1980円、20GBで2480円の4タイプ。
余ったデータは翌月に繰り越され、テザリングはオプション料金なしで利用できる。
10GBプランと20GBプランでは引き続き、容量超過後も1Mbpsでデータ通信ができる。
1GBあたり1000円から1GBあたり300円に値下げ。
 

5GBが1480円

注目するべき点の一つしては5GBのプランが1480円で提供される。
MVNOの中でも5GBでこの価格というのはかなり安い方で、他のMVNOとしてはmineoやY.U モバイルも5GBプランで同じような価格でサービスを提供するようになってきています。
J:COMはKDDIの特定関係法人なので、他社の独立系のMVNOとは条件が違うのかもしれませんが、大手MVNOが価格を下げてきたとなるとMVNO全体で5GB周辺の価格に大きな変化が現れそうです。
 
 

新プランの背景


新プラン導入の背景については、総務省の「携帯電話ポータルサイト」に掲載しているデータを引用し、大手キャリアが無制限プランを訴求している中、実際のデータ通信利用量は「5GB未満が約67%、9割が20GB以下になる。MVNOは無制限で(大手と戦うこと)は厳しいが、実際のユーザーの利用状況を見ると、われわれも十分にいいサービスを提供できる。特に5GB未満にはたくさんのお客さまがいるので、そこを強化した」と説明した。
参照元:IT media
 
 

MVNOは値下げと増量に流れる

今後、5GB、10GB、20GBというプランをMVNOが提供する場合、価格は現状の半額程度まで下がったJ:COMが提供するようなプランがリリースされてくる可能性があります。「今回の値下げは、「コスト削減、データ通信の接続料を3年で半額にするという総務省のアクション・プラン、音声卸料金の値下げ見込み」を盛り込みながら、「採算が取れるギリギリでプランを設定した」という石川社長の言及もあるように、MVNOとしてはかなりギリギリのところまで値下げになっていることが想像できます。大手のMVNOは良いとしても、利用者数が少ないMVNOになってくると、通信品質をもっと下げないとサービスを提供できないといった可能性もでてくるような価格帯になってきているのかもしれません。総務省のアクションプランがMVNOにも機能するようになってくるといいのですが。
 
 

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